“あなたはありのままで神に愛されている”というのは、決して間違ってはいません。ヨハネ3:16、マタイ5:45など、聖書箇所の裏付けもあることです。
しかし、この言葉が一人歩きすると、誤解を招きます。それは、聖書には、ありのままの人間には神の怒りが啓示されていることや、ありのままでいるなら、つまり悔い改めることがないなら、やがて地獄へ行くことを伝えている箇所もあるからです。
というのは、不義によって真理を阻んでいる人々のあらゆる不敬虔と不義に対して、神の怒りが天から啓示されているからです。
ローマ人への手紙 1章18節
ですから、悔い改めて神に立ち返りなさい。そうすれば、あなたがたの罪はぬぐい去られます。
使徒の働き 3章19節
そして、この事実は私たちに重大なことを考えさせます。それは、私たちが未信者に”あなたはありのままで神に愛されている”という時、事実としては、その人はありのままでいるならやがて神の御怒りを受けるということです。その御怒りがいま注がれず、悔い改めを待っておられることが神の愛であり、ありのままでい続けるのであればーやがて神の御怒りを受けます。つまり、ありのままの人間に対する神の愛は、期間限定なのです。
ありのままでは神の御怒りに向かっている罪人に対して、”あなたはありのままで神に愛されている”と伝えることは、明日の天気が午前中は晴れ、午後から大型の台風が来て、避難しなければならない状況なのに、”明日は晴れます”とだけ伝える気象予報士のようなものです。確かに嘘はついていませんが、それは十分に詐欺といえるものではないでしょうか。